2012年4月28日土曜日

「大正野球娘。」の世界で関東大震災は起きたのでしょうか?

「大正野球娘。」の世界で関東大震災は起きたのでしょうか?

第1話の冒頭で大正14年4月と出ているので関東大震災から

1年半しか経っておらず、小梅が冒頭で歌っている東京節の歌詞に出てくる

浅草の凌雲閣が倒壊したり諸官庁の建物の多くも消失しているので

話の舞台の東京の麻布でも相当の被害があったはずなのに

震災の被害が見られないのですが

この世界では震災は起こらなかったのでしょうか?







洋食すずかわで働いている三郎さんが原作で、



「お父さんには感謝しています。震災で路頭に迷っていたところ、拾っていただいきましたから。」



と小梅に語っている場面があるので、大震災はあったようです。このセリフから洋食「すずかわ」は震災前からあった可能性が高いです。ちなみに下記サイトによると麻布十番は被害が少なく、震災後も人口が増え続け、復興景気の最中に寄席、演劇場、活動写真館(映画館)、白木屋(デパート)などが次々オープンしたようです。



参考URL:http://jin3.jp/juban/history.htm



作中に震災の爪痕が見られないのは現代人の大正時代に対する勝手なイメージ(浪漫主義が花開いた平和な時期)を反映させているためだと思います。実際は震災恐慌、東北や北海道の大凶作とそれに伴う身売り、シベリア出兵などそれほど良い時期ではありませんが。原作にも被災跡の描写は一切ありません。



ついでに画像についてツッコミますと、私は超電磁砲でこのシーンを視た時、佐天さんが前世の記憶を取り戻したのかと思いました。

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